チューナーを使って一音一音の音程を揃えるだけなら
たぶん勉強すれば私でもできると思うけど
ピアノの調律ってそれだけじゃなくて
もっともっと複雑で奥深い。
今回、収録の前に調律をお願いした時
ピアノの中のお掃除やメンテナンスをちらっと見せてもらいました。
気になっていた弦の下のホコリを掃除してもらっちゃいました。
ここは自分ではできない、、
最近、収録の時に吸音の布を張ったり、ちょこっとプリペアドやったりしていたせいで
だいぶホコリが気になる・・・
これ、ただ気になるだけでなく、ホコリが湿気を吸って楽器のコンディションを悪くする
原因にもなるんですよね。
あーすっきり!
でね、びっくり。
ここの部分、こんなに簡単に外れるの!
そして、
緩んだハンマーなど締めなおして、
硬くなったハンマーを針でチクチクして
柔らかくする。
よく見ると
ネジがみんな虹色みたいに
キラキラしてきれい!
最近のピアノだと
この色のネジじゃ
ないらしい。
すごいテンションで引っ張られている弦に何度も強く叩きつけられて、
更に固くなったハンマー。
(元々ハンマーに巻き付けてあるフェルトもものすごい圧縮されている。)
あれを柔らかくしてもらうと、柔らかい音質になる。
ハンマーの戻り具合もいい感じに調整してもらって、
トリルや細かい音がすごく弾きやすくなりました。
違う楽器みたい。
調律でこんなに変わるんだーと改めて思いましたとさ。
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